ワークショップ 東洋医学

指を握る。ただそれだけで・・東洋医学の神秘に触れるVol.23の様子

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節分、バレンタインデー、旧正月と少しずつ寒さも和らぎ春の訪れを感じさせます。

カラダは私たちが食べたものからできています。その’食’について考えてみようというのが今回のテーマでした。

巷にはたくさんの情報が溢れていて、本や雑誌、インターネット、テレビ番組で ’食べ物’ についての情報が手に入ります。

食べ物が豊かになり医療が進歩したことが長寿にも結びついています。

健康に良いと思って食べた物がきちんと消化しエネルギーに換えることができていなかったり、そのエネルギーを蓄えることができなかったり、せっかくのエネルギーを使いこなすことができなかったら?

陰陽五行の相対表を見ながら自身の弱点を考えてみました。

木・火・土・金・水

の5つに当てはまる臓腑、味覚、感情など関連があって興味深いです。

色については特にみなさん関心が深いようです。

普段身につける色は自分の心身を表しているのですって。

黒ばかり身につけているのは’腎’が弱りそれを守ろうとしているのだとか・・・。

「先天の元気」は ’腎’ にあり。

’腎’ が弱ると全ての機能が低下しはじめます。

元気を作るには実は栄養を摂ることではなく、休養をして臓器を休ませること。

具合が悪い時は食欲がなくなるでしょう。

無理に食べるとカラダに負担をかけてしまう。

 

この考えは宮本先生に治療をしていただくようになって実践するようになりました。すると、体調が回復するのを実感できたことがあります。

黒づくめをさけるようになったのも辣韮を食べるようになったのもちょっと気にしているからです。

今回のお話で個人的にヒットしたのが 『唐辛子は日本から韓国に伝わった』 ということ。帰ってネットでいろいろ調べていたら確かにその説が有力のようです。そして、韓国には唐辛子を食べ過ぎると’火病’になると言われているそうで、その’火’はまさに’笑’が行き過ぎた’心’の状態で日本ではあまり見かけないけれども韓国の方には何となく通じる気質のように感じたのでした。(※あくまで傾向ということで全ての方がそうではありません)

何事もホドホド、バランスよく につきますね。

 

何を食べるか ではなく、カラダの声を聴くこと

すると食べたいもの、必要なものが自ずと分かるような気がします。

 

後半はカラダの機能を回復させるテクニックとして『指握り』

を紹介してくださいました。

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講師の宮本先生は手や指にだけお灸や鍼を施す高麗手指鍼を行っていらっしゃいます。

身体にある全身の経脈が手にもあることを感じるのが『指握り健康法』で宮本先生が発案されています。

 

どの指のどの部分を握るか

 

そのチェック方法は『フィンガーテスト』と言われる筋反射(キネシオロジー)を使います。

そのポイントに指先を当てて首を動かす。

動きにくいポイントがあるのです。

不思議!!!! あらら動く!?

そのポイントで握る指が決まります。

 

先ず、 トクットクッと脈をうちはじめます。’氣’が動く

しばらくすると ドクドクっと早くなります。’血’が動く

もっとそのまま待つと 流れが静かになるのです。’水’が動く

するとカラダの痛みや動きが悪かった箇所が改善しているではありませんか!!

腕があがる、首の痛みがなくなるといった具合。

今回は分かりやすいように ’陽(手の甲側)’ の氣をチェックしました。

’陽’は筋・骨格を表しているので、このように肩凝りなどの痛みや動きとして確認しやすいのです。一方、’陰’は内臓に関連していますからその変化を即座には理解しづらいと思います。

 

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指を握ったり、摩ったり、捻ったりするだけで対応するカラダが反応を示すのです。

 

またまた、驚きの連続でした。

簡単で確実な方法知りたくなります。

次回も期待していてくださいね。

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